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新サービスや自主調査結果、関連する学問領域のコラムなどを掲載しています。

「きざしレポート」とは  生活者をとりまく外部環境の変化や、市場のトレンドに着目しテーマを設定。リサーチャーがテーマ周辺の事実(fact)を読み解き、そこに見え隠れする仮説を市場の「兆し」として捉えます。今回のテーマは「団塊世代の兆し」。業界の枠を超えた新たな市場機会発見やビジネス課題設定のヒントとして、ぜひご活用ください。 テーマ設定の背景  現在70…

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 システムやサービスの骨組み(フレームワーク)を構造的視点から構築する方法を述べたい。まず、そのシステムなりサービスの方向を示す必要がある。その方向を定めた後、その構成内容を検討する。 (1)方向を決める  方向を決めるのは、目的、目標を定めることである。当然、目的、目標はそのシステムやサービスを運用する組織の理念の中に包含される。 1)目的  5W1H…

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 正月休みが明けて出勤してくると思い出すのが、もう14~15年も前のことになろうか、新年早々、架空請求のメールに悩まされたことだ。「あなたはアダルトサイトを閲覧したのに料金を支払っていない。今すぐ、未払い分の6万円(程度であったと記憶している)を振込で支払え」という内容のメールであった。非常に不愉快で、どのように対応したものか困惑したものだった。  その…

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 今まで構造の見方を述べてきたが、今回はシンプルな法則から構造的に見る見方を紹介する。ユング心理学で著名な河合隼雄先生の著書で紹介されてあった「ふたつよいこと さてないものよ」という法則である。ひとつよいことがあると、ひとつわるいことがあるという内容である。  例えば、学生が教師に叱られるとか、ビジネスマンが上司から叱られるなどという悪いことの裏には良い…

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 前回は、ドナルド・トランプ氏のドア・イン・ザ・フェイス的特徴の強い常識破りの主張が、既存の政治体制に不満を感じている人々の関心を引きつけた可能性について考えた。ただ、最終的に勝利するほど多くの人々がトランプ氏に投票することになった理由は、よくわからないところが多い。というのも、その主張自体にかなりの矛盾や綻びが目立ち、批判され酷評されることが選挙戦最終…

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前編では「気づき」とはどういうものかについて深めていきました。後編はどうしたら「気づく」ようになるのかについて深めていきます。 ――「気づき力を付けたい」という方もいらっしゃるかと思います。どのようにしたら「気づく」ようになるのでしょうか。 池田:行動観察研究所 プランナー 確かに、クライアントからもそういう声を頂くことはありますね。やはり自分のフレーム…

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深めるサミット第3回は「気づき」がテーマ。「気づく」ということはどういうことか?よりよい「気づき」のために必要なこととは何なのかについて深めていきます。 ――「気づき」は、前回の「リフレーム」、前々回の「インサイト」とも関連する重要なものかと思いますが、行動観察研究所での「気づき」というのは一般的にいう「気づき」と何か違いがあるのでしょうか。 池田:行…

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 あるモノを見るとき、それを取り囲む状況も観察してみる。そうするといろいろな関係にあるのが分かる。例えば、あるモノとあるモノがあるが、お互いに独立した関係にあるとか様々なことが理解できるようになる。このようにして考えると以下の3つに関係を分類することができる。 ①独立関係:無関係の場合と関係のある場合がある。 ②包含関係:複数のモノが同じか、一方が他方に…

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「リフレーム」を実現するためのイノベーティブな人材を育成するには、ノウハウやスキルの習得は欠かせません。しかし、それらだけでは、リフレームの実現は困難であり、未知の場に飛び出し、発想を広げ、前向きに取り組み続けるための、「思い」や「哲学」(=マインドセット)が必要であると考えます。 では、リフレームに必要なのは、具体的にはどのようなマインドセットなので…

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 ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国次期大統領に選出された。EUからの離脱を支持するイギリスの国民投票の結果に続いて、可能性が低いだろうと予想されていたことが現実になった。2016年は「歴史的大誤算」が立て続けに起こった年として記憶に刻まれることになるだろう。  およそ次期大統領を目指す人にはあるまじき低次元の失言やゴシップに彩られながら、なぜトランプ…

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 デザイン思考という体験を基にしたデザイン方法・発想法が米国のIDEOというデザイン会社により紹介された後、我国では雨後の筍のように様々な書籍が出版されている。これはデザイナーならば誰でも自然に使い込んできた手法なので、今更という感覚を持つデザイナーは多いだろう。この手法の良いところは、実際に試作品を作り、体験して新しい発想をすることができることである。…

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新コンテンツ「きざしレポート」 生活者をとりまく外部環境の変化や、市場のトレンドに着目しテーマを設定。リサーチャーがテーマ周辺の事実(fact)を読み解き、そこに見え隠れする仮説を市場の「兆し」として捉えます。今回のテーマは「アナログは今後どうなるのか」。業界の枠を超えた新たな市場機会発見やビジネス課題設定のヒントとして、ぜひご活用ください。 テーマ設定…

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 前回までは、なにげない個人の行動が社会全体の変動に結びつく現象に注目してみた。今回は、個人が意図的に社会全体あるいは多数者の意見や態度を変えようとするとき、どのように行動することが効果的なのかについて考えてみたい。これは、社会のような大規模なものでなくても、所属する集団や職場を変えていこうとするリーダーとして行動するときにも参考になると考えられる。  …

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 20世紀では、モノ作りで時間軸をあまり考慮に入れていなかったのではと考えている。例えば、建築では、変化を考慮したメタボリズムの運動があったが、完成したときが最高の状況で、その後のメンテナンスは不十分な例を多く見る。木造住宅もそうで、わが国の気候的な制約もあり、古くなれば取り壊していた。しかし、以前、ロンドンのパブに行ったとき、築300年ぐらいの木造の建…

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 前回は、少数のフリーライダーの行動を安易に見過ごしていると、周囲の人々がそれに影響されて、フリーライダーに追随するようになって、社会全体にフリーライディングが広がってしまう現象について紹介した。これはきちんと社会のルールを守り、社会の一員として責任を果たすことよりも、フリーライディングすることが、個人にとっては当面の利益は大きい場合の話であった。  で…

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 研究員の海老原です。 「最果タヒ」さんという方をご存知でしょうか。関西出身の現代詩の詩人さんで、多くの文学賞を受賞されています。以前から気になっていましたが、この春に新刊が出ると聞き、これを機会にと購入しました。  読んでみると、期待を遥かに超えて、彼女の詩に非常に感銘を受けた訳ですが、それは置いておいて…  彼女の詩は決してわかりやすいものではないた…

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深めるサミット第2回は「リフレーム」がテーマ。前回は「インサイト」をテーマに、その定義などを深めていきました。今回は「リフレーム」について、その重要性や起こし方、さらにリフレームを起こすためにどのような素養が必要かについて深めていきます。 ――「リフレーム」について、行動観察研究所では「新しい仮説、新しい価値を生み出すために、それまで常識とされていた枠…

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 前回に引き続き、Temporal Model(時間モデル)について、考察したい。今年、8月中旬に、台湾の某国立機関から講演を頼まれたので台中と台北に行った。台北市内の地下鉄に乗ったとき、ドアの上に細長いデジタルの表示板があり、次に停まる駅名などを表示しているのであるが、現在時刻の表示がされてあった(図1)。これは単に時刻を表示するだけではなく、過去から…

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 リオデジャネイロでオリンピックが始まっている。日本人選手の活躍に期待が集まるのは毎度のことであるが、今回は、都市の治安への不安も大きな話題となっている。実際に、アメリカの水泳選手4人がピストルを突きつけられて強盗の被害にあったことが報道されている。他にも日本からの一般旅行者に犯罪被害が多発していて、日本総領事館が改めての注意喚起を行っている(2016年…

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 前回は身体面でのモデルであったが、頭の中で操作や行為を考える場合は、ユーザの持つメンタルモデルを基準にして操作、行動している。メンタルモデル(Mental model)には構造を考えるStructural Modelと主に手順を考えるFunctional Modelがある。鉄道駅で鉄道の配置を地図上に描いたイラストと各駅の順番を描いたイラストを見ること…

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