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2018年11月26日(月)

構造的にとらえる

第30回 温かいデザイン(6)

 今年の10月に拙著「デザイン3.0の教科書」 を海文堂出版から上梓した。この本の主題であるデザイン3.0の本質は温かいデザインである。デザイン3.0というからには、デザイン1.0,2.0があり、それらが土台となって発展してきたと考えている。デザイン1.0,2.0は、その時代で終わりという意味ではなく、それぞれ現在まで展開し、更に発展してゆくであろう。建築や様々なデザインの世界では、いわゆるモダンデザインが今後とも主流であろうが、これらがすべてではない。反モダン、脱モダンの世界があるべきであろう。自動車や建築を見ているとモダンデザインが主流で、なぜ自己主張ばかりするデザインが多いのか?ユーザが本当にのぞんでいるのであろうか?のんびり、ゆったりしたデザインでもいいのではないかと考えている。新しい技術や斬新な構造を誇示したデザインも悪くはないが、飽きられるだろう。形をいじくっているからだとは言い過ぎであろうか?人間と係わるこれらのシステムの本質は生活提案、生活の価値創造であり、それによって多様な価値が生まれるはずである。これからの道具、製品、システムは20世紀の効率の概念を超えた生活提案能力を身につけなければいけない。それらにより新しい人生が切り拓かれる、あるいは触発されれば、デザイナー、ユーザにとって最高ではないだろうか?

 以下、「デザイン3.0の教科書」の1章(P9)から、デザイン1.0,2.0,3.0の比較を紹介する。

表1.デザイン1.0,2.0,3.0の比較

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