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新サービスや自主調査結果、関連する学問領域のコラムなどを掲載しています。

 巷の議論も少し落ち着いてはきたが、昨今、スポーツ界を中心に、強い立場の人間が弱い立場の人間に対して高圧的で懲罰を伴うような対応を続けて来た問題事案が相次いだ。ことはスポーツ界だけでなく、組織におけるパワーハラスメントに関する報道も相次いでおり、職場でも同様の状況が生じていることは珍しくなさそうである。ただ、職務に従事する中では、自己の職責を全うするため…

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 10月中旬に韓国・全州市(Jeonju)で開催されたサービス系の国際会議に発表のため出張した。関空から仁川国際空港へ、そこから高速バスで全州市に到着し、時刻は18:00近くになり、あたりはかなり暗くなっていた。事前に宿泊するホテルの目途はつけておいたが、よく分からず、面倒なのでタクシーで行くことにした。しかし、なかなかタクシーが捕まらず、さてどうしたら…

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 「働くことの意味」に関する国際比較調査の結果(三隅, 1987)に驚いたことがある。日本や欧米をはじめとして、アジア、中近東を対象とする調査で、大人だけでなく、子どもたちにも様々な角度から働くことの意味を尋ねていた。子どもたちへの質問のひとつに「大人になったらどんな仕事に就きたいか?」という問いがあった。筆者が驚いたのは、中近東のイスラム文化圏の子ども…

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 温かいデザインの概念を厳密に定義できているわけではないので、逆の概念に近いモダンデザインを考えることにより、温かいデザインのベクトルをより明確にしたい。  製品デザインをしていた若いころ、2年上の先輩がなぜ工業製品に絵柄をつけてはいけないのかとよく耳にした。その時は、確かにそうだと思ったが、モダンデザインの盛んであった時期でもあり、絵柄をつけると製品の…

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 かつて、ある組織の管理職の方々に、リーダーシップを発揮しようとするときに難しさを感じる問題についてお話をうかがった際に、「部下の中に自分より年長でベテランの人がいて、なかなか言うことを聞いてくれなかったり、『吾(われ)関せず』という態度をとられたりで、やりにくくて仕方がないんです」という思いを吐露してくれた人がいた。その後、様々な組織の管理職の方々と交…

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 温かいデザインを行うことは、ユーザと心を通わせることでもあるので、表面的なアプローチをするのではなく、本質を考えてデザインすることである。  なぜ温かい必要があるのか?  寒い日に温かい水を手にかけると心が和む気分になる。逆に、温かい日に手に冷たい水をかけると爽やかな感じがするが、心が和む気分にはならない。人間関係でも家族などの親しい関係ならば、抱き合…

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 今秋に出版予定の本(デザイン3.0の世界(仮)、海文堂出版)や学会(日本デザイン学会、日本感性工学会)で発表した、あるいは発表予定のデザイン3.0の世界について説明する。 (1) デザイン1.0  1945年~1990年ごろの技術中心時代のデザインである。この時代の製品はマズローの生理的欲求と安全の欲求を主に満たしていた。生理と安全の欲求を充足させると…

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 前回、上司と部下のすれ違いの原因を、コミュニケーションの取り方に注目して考えてみた。今回は、個人の心理学的特性に着眼点を移して、上司-部下間のすれ違いが起こりやすい原因をさらに考えてみることにしたい。  サッカー日本代表のワールドカップでの活躍に心躍らせた人は多かっただろう。様々な話題を我々に提供して、ワクワクしたり奮い立ったり、また、勝ち抜くための覚…

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 自動車のスタイリングが好きなので、小学生のころからよく観察をしていた。そのころ東洋工業(現マツダ)のK360とダイハツのミゼットを比較して、K360の方がすっきりしているなどと判断をしていた。また、なぜハンドルを回すとタイヤが方向転換をするのか?デファレンシャルギアの構造はどうなっているのか、小学校6年生ごろ、よく駅前の本屋に行き、自動車雑誌を立ち読み…

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 自主調査レポート「鉱脈ナビ」の第3弾を公開しました。最終回のテーマは「美容市場」。美容、健康、生活習慣など「美容」に深くかかわる行動・意識を調査し、新たなターゲットを抽出しています。詳細レポートはこちらからダウンロードいただけます。 ※個人、同業の方のお申込みはご遠慮いただいております。ご了承ください。 ※鉱脈ナビとは 「鉱脈ナビ」では、毎回テーマと…

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 4年に一度のサッカーワールドカップがロシアで開幕した。我らが日本代表も予選を勝ち抜いて出場してくれる。大会直前の監督解任もあり、チームとしてのまとまりや勢いに不安を隠せない状況にあるが、国民全体がサポーターになれる機会を作ってくれた選手たちには、是非とも悔いの残らない戦いを繰り広げて欲しいものだ。  ところで、日本代表の監督を解任した理由について尋ねら…

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 今回は行動観察リフレーム本部のメンバーの中でも、様々なビジネスの現場において、生産性向上や技術伝承などのプロジェクトに携わってきた3名に、これまでのプロジェクトやプロジェクトにおいて気を付けていることなどについて話を伺いました。 ――みなさんは、これまでどのようなプロジェクトを担当されてきましたか。 葛原 昌司(以下「葛原」):  フィールドとしては…

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 ブルーグラス音楽のCD4枚組をネットで注文し、受け取りを待っていたが、たまたま不在であったので宅配便を受け取ることができなかった。そこで運転手に連絡を取り、翌日の19:00に配達をお願いした。ところが翌日、19:00前に帰宅するとどういう訳か、当日の11:00の不在票が玄関の郵便受けに置かれてあった。この運転手は18:00以降電話の受け取りはしないと書…

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 自主調査レポート「鉱脈ナビ」の第2弾を公開しました。全3回のうち、今回のテーマは「お出かけ市場」。健康、外出、家事、教育、美容、生活習慣など「お出かけ」に深くかかわる行動・意識を調査し、新たなターゲットを抽出しています。詳細レポートはこちらからダウンロードいただけます。 ※個人、同業の方のお申込みはご遠慮いただいております。ご了承ください。 ※「鉱脈…

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 「空気を読む」ことは、社会や組織で生活を円滑に送るうえで大切なスキルのひとつにあげられる。職場はもちろん、友人どうしの集まりでも、「空気を読んで」気の利いた対応ができることは大事だ。それができないと、即座に「空気を読めよ!」とツッコミを入れられることになる。重要だ、必要だと言われる「空気を読む」行為だが、この能力が備わっていることは良いことばかりなのだ…

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 我々の行動はそれを制約する存在によって影響される。この制約を知ることにより、我々の行動を構造的に把握することができる。この制約は道徳、宗教や社会の規範、あるいは物理的なものなどがあり、様々な視点から観察することができる。  今年4月に発売された野口悠紀雄著『「産業革命以前」の未来へ』、NHK出版新書で、新しい時代には企業の新陳代謝が必要で、我が国で起業…

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新コンテンツ「鉱脈ナビ」を公開しました。 「鉱脈ナビ」では、毎回テーマとなる市場を設定。その中で新価値創造につながるターゲット(鉱脈)を、自主調査をもとに抽出し、深堀へとナビゲートするものです。 全3回のうち、今回のテーマは「家ナカ市場」。家族・教育・家事・健康・エコ・省エネ・住宅・安全など「家ナカ」に深くかかわる行動・意識を調査し、新たなターゲットを抽…

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 桜の季節を迎え、新年度が始まった。希望を胸に、晴れやかな笑顔の新人たちの初々しい姿に、活気が増している職場も多いことだろう。この季節になると思い出されるのが、先輩たちが「今年の新入社員はどんな特徴があるんだろう」と話をしている光景である。筆者自身も入社2年目以降は、「今年の新入社員はどうなの?」と結構気にしていたものである。  こうした興味や関心は、時…

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 1980年代後半のバブル経済が90年代に入って崩壊した流れは、日本社会に大きな禍根と教訓を残したと言えるだろう。しかし、その後も1999年~2000年の頃には、情報産業を中心とするITバブルと呼ばれる現象が我が国でも起こっている。さらには、2003~2006年の頃のアメリカで、返済する能力が不確かな人々にも安易に資金の貸し付けを行ったサブプライムローン…

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 国際会議で発表のためマレーシアのクチン市(ボルネオ島)に現在いる。赤道に近い緯度なので、かなり暑いのではと思っていたが、それほどではなかった。大昔、シンガポールに行ったときの熱風の印象が今でも蘇ってくるが、クチンはそれとは違っていた。  この街で気が付いたことを紹介したい。 1.自動車優先の考え方のようである。  交通信号があまりなく、信号なしでスムー…

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